営農支援システム「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」の開発

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農林水産省の調査によれば,日本の農業従事者数は2010年の205万人から,2011年には186万人と減少し,全体の平均年齢も65.9歳まで上昇しており,今後も更に従事者数の減少・高齢化が進むと予想されている。また,農業就業者の高齢化・離農による耕作放棄地の受け皿として,「担い手」を中心とした農業生産法人へ農地の集積が進むものと考えられている。国もTPP交渉締結を視野に,50年にわたるコメの生産調整(減反政策)を廃止し,農家に対する補助金を担い手農家に絞り,次世代の農業を担う意欲と能力のある事業者へ,集中的かつ重点的に施策を推進し,国際価格競争力のある強い日本農業の再生に注力している。農業の大規模化やコスト競争力強化,農作物の高付加価値化といった国内農業の成長に向けた取り組みは,今後より進んでいくとみられる中,この度クボタでは,新たな営農支援システムとして「クボタスマートアグリシステム」(以下KSAS)を開発した。ICT(情報通信技術)・GIS(地図情報システム)を活用し,自社農機の稼動情報と農家の圃場・作業・収穫といった情報を連携させ,様々なデータを一元的に管理・見える化を図り,農業経営の改善を可能とするKSASは,「データに基づいた新しい農業経営の実現」に貢献するものと考えている。

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