旧緑地地域における市街地整備事業の実施状況の違いが緑地形態に与えた影響に関する研究

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  • A Study on the effect of urban development projects on the open space environment in areas once designated as green districts

抄録

かつて緑地地域制度が講じられた東京周辺区部を対象に、都市化の過程で講じられた市街地整備事業の実施状況の違いに応じた分類を行った。8つのタイプごとに緑地形態の現状分析を行い、以下の知見を得、今後の施策の方向性を示した。1)都市拡張期に緑地地域により強い建築制限がなされ、その後計画的な市街地整備がされた地域は、現在もオープンスペース、緑被、公園面積率が大きく良好な緑地形態を維持している。2)既成市街地期までの長期にわたる建築制限だけの都市計画公園制度は、緑地の確保に不十分であった。3)市街地整備事業の実施状況に基づく類型化は、既成市街地の公園緑地の誘導策に有用である。

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