肥り型と痩せ型, その性格と心理的環境

書誌事項

タイトル別名
  • Obesity and Thinness, their Character and Psychogenic Environment

この論文をさがす

説明

精神的に肉体的に健康で合併症のない肥り型、痩せ型の20名(24〜55歳)に面接をし、特にその10名は生活の観察も参考にし、80名はアンケートにより、精神的環境因子と性格と体型の関連を調べた。その結果、痩せ型は、行儀作法などの躾が厳格で過食による下痢をおそれ、性格は慎重、非社交的に傾く。肥り型は礼儀作法など寛容で、睡眠は良く、所、時を選ばず眠れ、下痢をおそれず、性格楽観的である。精神療法的働きかけや環境変化により体質変化が認められた。神経性無食欲抄、肥満症の精神的特性も以上の健康の痩せ、肥り型の環境と関係が認められた。

収録刊行物

  • 精神身体医学

    精神身体医学 7 (1), 59-66, 1967-02

    一般社団法人日本心身医学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ