リソースアロケーションを考慮したデータパス・スケジューリング手法

書誌事項

タイトル別名
  • A Data Path Scheduling Algorithm with Resource Allocation for DSP Synthesis

この論文をさがす

説明

DSPのデータパスを対象とした高位合成において,データフローグラフのスケジューリングが中心的な役割を果たす.スケジューリングでは,アロケーション時に割り当てられるリソースのハードウェア量をできるだけ正確に見積もり,最小化するように各演算をコントロールステップに割り当てることが望ましい.しかも画像処理をはじめとした高速なDSPにおいては,演算をオーバーラップして実行するパイプライン処理が重要である.本稿では,パイプライン処理に対応し,演算器とレジスタの双方のコストの最小化を目的とする時間制約スケジューリング手法を提案する.本手法では,フォースディレクティッド法のように各演算を最も良いと思われるコントロールステップへ一度に割り当てるのではなく,各演算に対して最も悪いと思われるコントロールステップを徐々に除いていくことにより最終的な解を得る.計算機実験結果により,提案手法は現実的な例題に対し,1秒以下でほぼ最適解に近い解が得られることを示す.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231876942798336
  • NII論文ID
    110002930588
  • NII書誌ID
    AN1011091X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ