製品特化CASE構築のためのドメイン分析

  • 清水 洋子
    株式会社 東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
  • 小尾 俊之
    株式会社 東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
  • 三原 幸博
    株式会社 東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Domain Analysis for Developing Domain Specific CASE

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説明

ソフトウェア開発を支援するCASEの効果をより確実にするものとして,特定の対象分野(ドメイン)に焦点を絞りより高度な支援を実現する製品特化CASEへの期待が高まっている.製品特化CASEは個々のドメインごとにCASEを開発していくアプローチであり,これを成功させるポイントは,ドメインに確実に適合するCASEを効率良く開発することにある.このためには,対象製品ドメインの性質を十分に分析することが重要である.そこで本論文では,このドメイン分析作業を行う手法を提案する.本手法は七つの作業項目から成り,各作業に対して具体的な手順および指針を示している.特徴は,既存システムを効果的に活用することにあり,既存システムの分析からドメインの性質を捉え,再利用の枠組を確立していく,ドメイン分析の成果物として,そのドメインを表現するドメインモデルを作成する.このモデルを用いることで,製品特化CASEを確実かつ効率良く開発することが可能となる.我々は本手法を,現金自動取引装置の制御ソフトウェア用CASEの開発において適用し,その効果を確認した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231876944252928
  • NII論文ID
    110002931685
  • NII書誌ID
    AN10112981
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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