製品特化CASE構築のためのドメイン分析
書誌事項
- タイトル別名
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- Domain Analysis for Developing Domain Specific CASE
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説明
ソフトウェア開発を支援するCASEの効果をより確実にするものとして,特定の対象分野(ドメイン)に焦点を絞りより高度な支援を実現する製品特化CASEへの期待が高まっている.製品特化CASEは個々のドメインごとにCASEを開発していくアプローチであり,これを成功させるポイントは,ドメインに確実に適合するCASEを効率良く開発することにある.このためには,対象製品ドメインの性質を十分に分析することが重要である.そこで本論文では,このドメイン分析作業を行う手法を提案する.本手法は七つの作業項目から成り,各作業に対して具体的な手順および指針を示している.特徴は,既存システムを効果的に活用することにあり,既存システムの分析からドメインの性質を捉え,再利用の枠組を確立していく,ドメイン分析の成果物として,そのドメインを表現するドメインモデルを作成する.このモデルを用いることで,製品特化CASEを確実かつ効率良く開発することが可能となる.我々は本手法を,現金自動取引装置の制御ソフトウェア用CASEの開発において適用し,その効果を確認した.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. SE,ソフトウェア工学研究会報告
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情報処理学会研究報告. SE,ソフトウェア工学研究会報告 103 25-32, 1995-03-09
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1574231876944252928
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- NII論文ID
- 110002931685
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- NII書誌ID
- AN10112981
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles