0.44 m 極超音速衝撃風洞ターンテーブル型模型支持装置環境下でのマッハ数校正試験

  • 山崎 喬
    宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部風洞技術開発センター極超音速風洞セクション
  • 中北 和之
    宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部風洞技術開発センター極超音速風洞セクション
  • 関根 英夫
    宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部風洞技術開発センター極超音速風洞セクション
  • 渡利 實
    宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部風洞技術開発センター極超音速風洞セクション

書誌事項

タイトル別名
  • Mach Number Calibration of 0.44 m Hypersonic Shock Tunnel with a Turntable Model Support System

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説明

1994 年、現在の場所に移設改修したJAXA 0.44 m 極超音速衝撃風洞(HST)は、安定した一様流の持続時間数十ミリ秒、通風間隔10〜15 分間に1 ショット、という衝撃風洞として比類のない高生産性を誇っている。近年、試験結果に不確かさ評価を加えて示すことが求められるようになってきたのに対応して2005 年10 月に統計的評価に耐え得る、より細かい間隔でのピトー圧力測定試験を実施し、マッハ数の校正を行った。本書ではこの試験結果を中心に、前回(1996 年11 月)の試験結果も含めて報告する。風洞環境としては、マッハ数10 ノズルを用いたターンテーブル型模型支持装置環境下である。ピトーレークは23 本のピトー管を持つものを用いた。これらのピトー圧力分布および、よどみ点圧力の測定値とよどみ点温度推定値を用いて、Thermally Perfect 気体の式に基づいてマッハ数空間分布を算出した。測定値、推定値に対し誤差解析を行って当該風洞の気流品質を同定した。一様流コアおよびそこでの平均マッハ数は高圧管、低圧管の初期設定圧力の関数で、一様流コアは直径0.21m、長さ0.30m、平均マッハ数は9.79〜10.43、マッハ数の不確かさは±0.17 前後であった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231877040442240
  • NII論文ID
    110006207672
  • NII書誌ID
    AA1192675X
  • ISSN
    13491113
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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