曲線位相フィルタによる信号のスペクトルの抽出法
書誌事項
- タイトル別名
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- Signal Spectrum Extraction Based on Curved Phase Filter
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説明
フィルタの位相特性を曲線にすることによって、群遅延特性を平坦でなく大きな傾きを作る。群遅延時間と周波数が1対1に対応する条件になるとき、光のスペクトルの様に高周波から低周波にかけて、滑らかに出力される。BPFの場合は、パンド帯域内での出力となるか、ここでは、全域通過フィルタによる実験の結果を報告する。一般に、全域通過フィルタに通した波はひずみ波と呼ばれるが、実は、群遅延特性の時間遅れによる高調波の合成である。よって、これを数多く繰り返すことにより、光のスペクトルの様に出力されてくる。さらに、群遅延時間の時間差を利用して、パワースペクトルを求めることができる。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理
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電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 96 (55), 9-16, 1996-05-23
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1574231877182596992
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- NII論文ID
- 110003279628
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- NII書誌ID
- AN10060786
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- ISSN
- 09135685
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles