接合部復元力特性を考慮した木造軸組構法住宅モデルの地震応答解析

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  • Earthquake Response Analysis for Wooden Post and Beam Structure considering Hysteresis Characteristic of Joint

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抄録

本研究では、既往の研究で構築した筋かいを用いた木造軸組構法住宅の耐力壁モデルに、羽子板ボルトのバネを加えた両筋かい耐力壁モデルの構築を目的とし、筋かい軸力について検討する。モデルの妥当性は、実大壁実験により検証する。加えて、立体モデルを50kineに基準化した7つの観測地震波で解析し、応答性状の把握も目的とする。その結果、両筋かいモデルは実験と良い整合性を示し、筋かいの軸力負担は変形初期から引張が低く圧縮が高くなった。立体モデルは倒壊に至らず、直交壁の効果や重量、および梁の曲げ戻しにより、筋かい軸力の引張や圧縮に大きな差が出ることが分かった。

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