動的推定によるキャッシュパーティショニング最適化

  • 野村隼人
    電気通信大学大学院情報システム学研究科
  • 力翠湖
    電気通信大学大学院情報システム学研究科
  • 吉見真聡
    電気通信大学大学院情報システム学研究科
  • 吉永努
    電気通信大学大学院情報システム学研究科
  • 入江英嗣
    電気通信大学大学院情報システム学研究科

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抄録

本研究では,キャッシュラインの再参照傾向を近似する指標である CC 値を使用し,プログラムの実行フェーズを意識したキャッシュパーティショニング手法について述べる.CC 値の算出をマルチスレッドおよび SDM 向けに拡張する方法について明らかにし,スレッド毎の CC 値の比を元にパーティションを決定する CCP-Rate と,SDM を用いて最適パーティションを探索する CCP-SDM の 2 手法を提案する.両手法をシミュレータに実装し,EQ パーティショニングとの比較を行った.スループット評価では,SDM のモニタリング対象セットへのアクセスの偏りにより調和平均が EQ より低下したものの,最大で 4.1%の向上を得るケースがあり,今後の改良につながる結果となった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231877594648704
  • NII論文ID
    110009808082
  • NII書誌ID
    AN10096105
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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