中国語と日本語の受身文の対照研究 : 中国語教育のため

Bibliographic Information

Title
中国語と日本語の受身文の対照研究 : 中国語教育のため
Other Title
  • チュウゴクゴ ト ニホンゴ ノ ウケミブン ノ タイショウ ケンキュウ : チュウゴクゴ キョウイク ノ タメ
Author
劉, 爾瑟
Author
リュウ, ジシツ
Author
LIU, Erse
University
大東文化大学
Types of degree
博士(中国言語文化学)
Grant ID
甲第146号
Degree year
2017-03-22

Description

中国人の日本語学習者にせよ、日本人の中国語学習者にせよ、受身表現は最も習得しにくい文法表現の一つであろう。中国語と比べ、日本語は受身表現が発達し、日常生活の中で頻繁に用いられる。それに対し、中国語において受動表現の使用率が相対的に低く、日常生活の中では能動的な表現が好まれるというイメージを与えている。1)そして、日本語には動詞の形としてのヴォイスがあるが、中国語には単語レベルで動詞の形としてのヴォイスがないので、中日両言語の比較対照を行う場合、見比べにくいという問題もある。幸い日本語においては「レル・ラレル」を用いる文法上の受身文があり、中国語には“被"のような受動マーカーを用いる有標の受動表現(いわゆる“被字句")がある。これらは一般的に文として認められているので、このテクニカルタームを共通の舞台として、中日両言語における受身表現について検討することができる。

収集根拠 : 博士論文(自動収集)
資料形態 : テキストデータ
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
中国人の日本語学習者にせよ、日本人の中国語学習者にせよ、受身表現は最も習得しにくい文法表現の一つであろう。中国語と比べ、日本語は受身表現が発達し、日常生活の中で頻繁に用いられる。それに対し、中国語において受動表現の使用率が相対的に低く、日常生活の中では能動的な表現が好まれるというイメージを与えている。1)そして、日本語には動詞の形としてのヴォイスがあるが、中国語には単語レベルで動詞の形としてのヴォイスがないので、中日両言語の比較対照を行う場合、見比べにくいという問題もある。幸い日本語においては「レル・ラレル」を用いる文法上の受身文があり、中国語には“被"のような受動マーカーを用いる有標の受動表現(いわゆる“被字句")がある。これらは一般的に文として認められているので、このテクニカルタームを共通の舞台として、中日両言語における受身表現について検討することができる。

Table of Contents

2025-02-07 再収集

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