フランス刑事訴訟における予審の機能 : 予審制度の成立と展開
書誌事項
- タイトル
- フランス刑事訴訟における予審の機能 : 予審制度の成立と展開
- タイトル別名
-
- フランス ケイジ ソショウ ニ オケル ヨシン ノ キノウ : ヨシン セイド ノ セイリツ ト テンカイ
- 著者
- 高内, 寿夫
- 著者別名
-
- タカウチ, ヒサオ
- 学位授与大学
- 國學院大學
- 取得学位
- 法学博士
- 学位授与番号
- 乙第95号
- 学位授与年月日
- 1990-03-05
この論文をさがす
説明
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
博士論文
目次
目次
序章
(一)問題の所在-予審制度を取り上げる現代的意義について-
(二)本稿の構成
第一章 治罪法典以前における予審制度の変遷
第一節 初期弾劾手続における予審
第二節 糺問手統と予審
(1)刑事法官と国王代理官
(2)糺問手統における審問(予審)
第三節 一八世紀イギリス(イングランド)における訴追制度
第四節 一七九一年法における予審
第五節 罪刑法典における予審
第六節 共和暦九年法(検察官制度の創設)
第七節 小括
第二章 治罪法典制定過程と予審制度
第一節 準備作業段階
第二節 国務院の審議過程:刑事手続の基本思想
第三節 審議の再開:起訴陪審の廃止
第四節 訴追と予審の分離原則の確立
第五節 小括
第三章 治罪法典における予審制の分析
第一節 公判前手続における予審の機能(検察官と予審判事の関係)
(1)司法警察
(2)検察官
(3)予審判事
(4)現行犯の特別手続
(5)評議部
(6)重罪起訴部
第二節 刑事手続全体における予審の機能(公判審理との関係)
第一款 理論的考察
第二款 予審記録の利用
第三節 予審審理の性格および各論
第一款 予審審理の書面性
第二款 各予審行為の個別的形式
第四節 小括
第四章 予審の改革(I)-被告人の防禦権保障の装置としての予審-
第一節 一八五六年法(評議部の廃止)
第二節 一八九七年法(予審段階における被告人の権利保障)
(1)一八九七年法の制定過程
(2)一八九七年法の内容
第三節 一九三三法・一九三五年法
(1)一九三三年二月七日法
(2)一九三五年三月二五日法
第四節 被告人の防禦権と無効理論
(1)C.I.C.における予審手続の無効
(2)実質的無効の展開
(3)明文上の無効
(4)一八九七年法以降の実質的無効の展開
(5)予審行為の適法性の証明(予審の書面性と無効)
第五章 予審の改革(II)-現行刑事訴訟法典の制定-
第一節 ドンヌディゥ・ド・ヴァーブルによる予審改革案
第二節 C.P.P.における予審手続
(1)制定過程
(2)予審の改正点
第三節 C.P.P.における予審の無効手続
(1)重罪公訴部における無効手続
(2)判決裁判所における無効手続
第六章 予審の現代的課題
第一節 改革の背景と勾留の改革
(1)改革の背景
(2)C.P.P.以降の予審改革
第二節 ペルフィットの予審改革
第三節 バダンテールの予審改革
第四節 シャランドンの予審改革
終章 検討と展望
(一)フランスの予審手続と我が国の予審手続の相違点
(二)現行刑事訴訟法が予審を廃止したことへの評価
(三)我が国の捜査に関する新たな視点の提言
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1920583859636157312
-
- NII論文ID
- 500001994470
- 500000075052
- 500001701278
- 500000696832
-
- DOI
- 10.11501/3053910
-
- NDL書誌ID
- 000000239366
-
- データソース種別
-
- NDLサーチ