中世国語史資料としての「日蓮遺文」の研究

書誌事項

タイトル
中世国語史資料としての「日蓮遺文」の研究
タイトル別名
  • チュウセイ コクゴシ シリョウ ト シテ ノ ニチレン イブン ノ ケンキュウ
著者
古瀬, 順一
著者別名
  • コセ, ジュンイチ
学位授与大学
立正大学
取得学位
博士 (文学)
学位授与番号
乙第88号
学位授与年月日
1994-01-12

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説明

博士論文

資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
博士論文
学位論文本体及び論文要旨 : 1-350コマ

目次

論文要旨

まえがき

序章 「日蓮遺文」の資料としての評価と研究の動向―国語学的研究のために―

第一章 音韻・表記

第一節 「四つ仮名」の混同

第二節 「オ段長音の開合」の混同

第三節 「を」と「お」の混同

第四節 動詞かなづかいの一傾向―ア・ハ・ワ行に活用する語の表記をめぐって―

第五節 消息文における「給ふ」の送りがなについて―『宇治拾遺物語』との比較において―

第六節 「〓」表記について―ノンパラメトリック検定による有意か非有意かの問題、ならびに撥音か促音かの問題をめぐって

第二章 文法

第一節 係り結びの乱れ

第二節 接続詞の用法

第三節 「ごとし」「やうなり」からみた口語性の検討

第四節 「いはむや(いはんや・いはうや)」

第五節 格助詞「の・が」について―待遇上の差と使用範囲の差を中心に―

第六節 助動詞「き」「けり」の出現傾向

第七節 類似副助詞の出現傾向

第三章 語彙

第一節 「語彙」とは、そしてその体系とは

第二節 消息文の形容詞語彙―『源氏物語』『平家物語』『宇治拾遺物語』『増鏡』『義経記』との比較において―

第三節 形容語彙

第四節 消息文における「結語」

第四章 文章・文体

第一節 日蓮の文体

第二節 計量分析を通してみた文長

第三節 計量分析を通してみた文体

第四節 日蓮の文章

第五節 統計学的解析による文体情報

第五章 書体・文字

第一節 日蓮の文字―書体の特徴について―

第二節 日蓮の書

第三節 「と〓」「ど〓」の「〓」の読み方

終章 真偽判別をめぐって

参考資料I 産経新聞記事

参考資料II 日蓮遺文と偽作の文体差に関する計量分析

参考資料III 日蓮宗の宗教上の位置づけ

あとがき

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

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