人口動態を考慮に入れた教育達成の階層間格差の分析
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- 毛塚 和宏
- 研究代表者
- 東京工業大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17H06594
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17H06594
- 研究種目
- 研究活動スタート支援
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 人文社会系 > 社会科学 > 社会学 > 社会学
- 研究機関
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- 東京工業大学
- 東京大学
- 研究期間 (年度)
- 2017-08-25 〜 2019-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 2,210,000 円 (直接経費: 1,700,000 円 間接経費: 510,000 円)
研究概要
本研究の目的は,人口動態を考慮に入れた教育達成に関する階層間格差を記述し,要因を明らかにすることである.人口移動結合効果(Song and Mare 2015)を用いて,子どもが大卒に到達する人数によって階層間格差を測定した.結果,男性では格差維持傾向,女性では格差拡大傾向であることが確認された.特に女性については,出生力の点で,短大卒のほうが有利に働いていることが分かった.
本研究は,人口学と社会階層論を架橋する研究枠組みを提示している点は,大きな学術的意義があると言える.このような視点は新たな研究分野の端緒となりうる. 本研究で用いた人口動態を考慮に入れた格差の指標を測定・分解する手法は,幅広い社会調査データで分析可能であり,今後の少子化・階層化社会を迎える日本において,非常に重要な分析枠組みになっている.
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040000781959867520
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN