大気圧プラズマを用いた生体内未分化細胞誘導と再生技術創生
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- 片岡 洋祐
- 研究代表者
- 国立研究開発法人理化学研究所
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17K18774
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17K18774
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- プラズマ学およびその関連分野
- 研究機関
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- 国立研究開発法人理化学研究所
- 研究期間 (年度)
- 2017-06-30 〜 2020-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 6,110,000 円 (直接経費: 4,700,000 円 間接経費: 1,410,000 円)
研究概要
本研究では、成獣哺乳類大脳皮質への大気圧プラズマの直接照射によって未分化細胞を誘導することで、中枢神経組織に組織再生をもたらしうるのかについて評価した。特に未分化細胞の起源を明らかにし、さらに、数ミリメーターを越える広い範囲を電子顕微鏡で組織観察できる広域電子顕微鏡技術等を用いて、ラット大脳皮質への大気圧プラズマ照射後、未分化細胞が誘導される様子を詳細に観察した。また、中大脳動脈領域を対象とした脳梗塞モデルラットにおいて、プラズマ照射によって大脳皮質梗塞領域に幼弱細胞マーカーを発現する細胞が多数誘導できることもわかった。
大気圧プラズマを利用した生体内(in vivo)組織再生技術は、現在おこなわれているES細胞やiPS細胞を移植する再生技術とは全く異なり、生体が自然に持つ再生能力を最大限に引き出すものであり、中枢神経系のように複雑な神経回路の再生など、これまで困難であった複雑な組織構築を再現する再生医療を実現できる可能性がある。また、iPS細胞のような遺伝子導入を必要としないため癌化のリスクも小さいと思われ、社会的意義も大きい。