顎顔面補綴治療における皮膚貫通型インプラントの組織学的弱点と改善法の開拓

研究課題情報

体系的番号
JP18K17124 (JGN)
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)

科研費情報

研究課題/領域番号
18K17124
研究種目
若手研究
配分区分
  • 基金
審査区分/研究分野
  • 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関
  • 九州大学
研究期間 (年度)
2018-04-01 〜 2023-03-31
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)

研究概要

顎顔面領域の欠損は重篤かつ複雑であり、補綴装置の維持源としてインプラントが応用されている。しかし、顎顔面インプラントの成功率は低いのが現状である。 本研究では、口腔粘膜と皮膚を貫通するインプラント周囲の軟組織に着目した。ラットの口腔粘膜、皮膚を採取し、上皮および線維芽細胞をチタンプレート上で培養した。また、ラットの上顎第一臼歯抜去後、実験用インプラントを埋入した。結果、インプラント周囲の軟組織封鎖性は、上皮と結合組織で優位な表面性状が異なり、天然歯より劣ることが示された。よって、表面性状の改質や軟組織封鎖性の向上は、インプラント治療の成功に影響を与える可能性が示唆された。

本研究結果は顎顔面インプラント治療の安定した提供、つまり、成功率の向上に寄与すると考える。さらに、今後の顎顔面補綴臨床を歯科発信の技術で大きく変革し、歯科医学・医療の目標である健康・福祉の向上に大きく貢献すると思われる。

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