スピン三重項状態を持つ強磁性超伝導体のトポロジカル物性とフェルミ面
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H00646 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 19H00646
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分13:物性物理学およびその関連分野
- 研究機関
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- 東北大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 45,500,000 円 (直接経費: 35,000,000 円 間接経費: 10,500,000 円)
研究概要
5f電子を含むウラン化合物はスピン軌道結合が大きく、遍歴と局在の中間的な性質を持つ5f電子のために多彩で魅力的な物性が知られている。とくに強磁性と超伝導が共存する系であるUGe2、URhGe、UCoGeは磁場によって超伝導が誘起されるなど、通常の超伝導体とは全く異なる振る舞いを示す。さらに最近発見されたUTe2はスピン三重項という特殊な超伝導状態に加えて、自発的な磁気モーメントの分極、"half gapped"超伝導が示唆されており、興味は尽きない。これらの系に対して、トポロジカル超伝導という新しい視点とフェルミ面の直接観測を主な測定手段として、国際共同研究を織り交ぜながら研究を行う。