派生的なアリ類で獲得された女王の育児戦略:餌生産の至近機構の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K06860 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 19K06860
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分45040:生態学および環境学関連
- 研究機関
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- 玉川大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
アリの多くはコロニーを創設する際、女王アリが自身の組織を何らかの形で餌資源へと変換することで、単独でも安全な育児を可能にする。この育児戦略の獲得はアリの系統進化において重要だったが、その進化過程については理解が進んでいない。 本研究ではまず、アリの派生系統で獲得された育児戦略の至近機構を明らかにするため、モデル材料を用いて餌資源を生産する組織を特定し、その餌生産を司る分子機構を解明する。さらに複数の祖先種と派生種に対しても同様の解析を行い、餌生産機構の進化過程を解明する。得られた成果は、アリを生態学的成功に導いた究極要因の理解に寄与する。