2019年~2020年度は、液肥の漁場散布を考えている行政関係者、市内に在住する農家と漁家を対象に聞き取り調査とアンケート調査を実施する予定である。 聞き取り調査では、液肥利用の現状把握、農地散布への評価、処理コストの問題についての対応策、漁場散布に対する評価をまとめる。さらに、聞き取り調査結果を参考にアンケート票を作成し、SEMで漁場散布への阻害要因を明らかにする予定である。 2020年~2021年度は、SEMで得られた結果をもとに、合意形成に到るまでに妥結しなければならないラインや価値観の違い(「漁家×行政」や「漁家×農家」などの組み合わせで)をANPで明らかにする予定である。