起電性ナトリウム重炭酸イオン共輸送体の機能多様性をつくりだす分子機構解明に向けて
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24659094 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 24659094
- 研究種目
- 挑戦的萌芽研究
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 生物系 > 医歯薬学 > 基礎医学 > 生理学一般
- 研究機関
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- 帯広畜産大学
- 研究期間 (年度)
- 2012-04-01 〜 2016-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
本研究課題では様々な組織や細胞における起電性ナトリウム重炭酸イオン共輸送体(NBCe1-B)機能活性の多様性を作り出す分子機構解明に向けた研究を行った。NBCe1-B分子発現系による実験では、細胞内pHの変動が細胞内Mg2+を介するNBCe1-B機能制御機構に影響する可能性が示唆された。またウシ耳下腺腺房細胞に内因性に発現するNBCe1-B調節に関して、細胞外pH環境の変動に連動して変化するようなK+電流による膜電位変動やTRPM6/7様陽イオンチャネルなどの関与の可能性を少なくとも否定しない結果が得られた。これらの知見はNBCe1-B機能調節の多様性解明に重要な手掛かりになると考えられる。