AR技術の発展に伴う藝術学の変容ーー藝術体験における虚構の位置付けの再考から
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K21568
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K21568
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 高度科学技術社会の新局面
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-06-28 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 6,240,000 円 (直接経費: 4,800,000 円 間接経費: 1,440,000 円)
研究概要
本研究は、ARと藝術の比較を通して、それらの中に必ず含まれる虚構が現代社会に対してどのような意義を持つのかを明らかにすることであり、そこから派生して両者の社会的・文化的意義の再定義、現代における現実と虚構の新しい有り様の指摘、藝術の意味の再解釈を目指している。VR元年と言われる2016年以降急速にARの応用が普及しつつあるにも拘らず、人間の知性や感性への影響、社会に対する恩恵や危険性について包括的な議論が始まってすらいない状況を解消し、新しい学的領域を創生してより大きな議論を喚起する第一歩となりうる、極めて挑戦的な研究である。