増幅遺伝子のコピー数の制御機構の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K22566
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K22566
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分50:腫瘍学およびその関連分野
- 研究機関
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- 鹿児島大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-06-28 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 6,500,000 円 (直接経費: 5,000,000 円 間接経費: 1,500,000 円)
研究概要
がん細胞では特定の遺伝子領域が増える遺伝子増幅という現象が知られている。正常なゲノムでも遺伝子のコピー数の変異(CNV)が12000程度が知られており、CNVは遺伝子多型の一種と考えられるが、悪性腫瘍での異常なコピー数の増加は正常細胞ではみられず監視機構の存在が想像される。 我々が単離した抗がん剤ゲムシタビン(GEM)耐性細胞では特定の遺伝子が増幅して耐性化している。BHLHE41をこの細胞に発現させるとRRM1のコピー数が減少して、GEM耐性が減弱した。 増幅ゲノムに結合する分子群とBHLHE41で誘導される分子群について調べて遺伝子のコピー数を制限する分子機構について解明する。