電子線を用いた水素の高圧その場観察:地球深部の水循環の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H00198 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20H00198
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
- 研究機関
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- 京都大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 45,890,000 円 (直接経費: 35,300,000 円 間接経費: 10,590,000 円)
研究概要
地球深部はその構成鉱物中に海水の数十倍もの水を蓄え、地球全体の水循環に最も大きな役割を担うと考えられている。なかでも沈み込むプレートに含まれる含水鉱物(FeOOH)が、下部マントルでFeO2とH2として分解して水(水素)を放出するのか、それとも核-マントル境界まで安定に存在し金属鉄からなる核に水素を供給するのかについて、近年大きな論争になっている。本研究では、高圧高温その場電子顕微鏡を新たに開発し、さらに電子線を用いた結晶構造中の水素位置の決定法を確立する。この世界初の革新的技術により、地球深部条件下でFeOOH/FeO2+H2のどちらが安定なのかを決定する。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040003825717560064
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN
- IRDB