マントルウェッジにおける沈み込み由来炭素の探索
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H02000
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20H02000
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分17040:固体地球科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 16,640,000 円 (直接経費: 12,800,000 円 間接経費: 3,840,000 円)
研究概要
本研究では,海洋プレート由来の炭素がマントルウェッジに存在するのか明らかにするため,マントルウェッジ由来のかんらん岩捕獲岩に見られる流体包有物の炭素および窒素の同位体比を分析する. 海洋プレートが持つ炭素や窒素に関する端成分とそれらの混合ラインに照らし合わせると,レーザー抽出によって流体包有物から取り出した炭素や窒素の同位体比を掛け合わせることで,マントルウェッジにおける海洋プレート由来炭素の有無を決定できる.かんらん岩捕獲岩からレーザー抽出によって取り出せるCO2やN2量はナノモルレベルであるため,同位体比の測定精度は1‰程度になるが,本研究には十分な精度である.