エストロゲン欠乏で発症する疾患におけるNIKの役割解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K09890
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20K09890
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分57010:常態系口腔科学関連
- 研究機関
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- 東亜大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
閉経後の女性は、骨密度の低下による骨折リスクや体重の増加による糖尿病や心血管障害のほか、乳がんなど女性特有のがんの発症リスクが上がることが報告されている。NF-kB inducing kinase(NIK)の遺伝的機能欠失型変異マウスは骨吸収が抑制されて大理石骨病を呈することから、NIKの阻害剤が新たな骨粗鬆症の治療薬になる可能性がある。確かに、新規NIKの阻害剤を卵巣摘出マウスに投与すると、骨量の減少、内臓脂肪の増加による体重増加も抑制された。本研究では、エストロゲン欠乏による骨量減少と体重増加に、NIKが『共通制御分子』であることを想定し、その分子制御機構を明らかにする。