三核子系散乱による核子間三体力の完成
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H05636
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20H05636
- 研究種目
- 基盤研究(S)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 大区分B
- 研究機関
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- 東京工業大学
- 東北大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-08-31 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 197,080,000 円 (直接経費: 151,600,000 円 間接経費: 45,480,000 円)
研究概要
現在、原子核物理学では三体力を含めた核力による原子核・核物質の記述が進みつつある。これまでに我々は、重陽子・陽子弾性散乱の微分断面積と偏極分解能の高精度実験と厳密理論計算との比較から三体力効果の明確な証拠を示しつつ、既存の三体力モデルの問題点を詳らかにしてきた。近年のカイラル有効場核力理論の進展を受け、我々は、実験から三体力を確定する方向に舵をきることにした。重陽子・陽子弾性散乱スピン相関係数の高精度測定を実現し、実験値からカイラル有効場核力の三体力を決定、三体力をも含む極めて記述精度の高い核力を完成させる事を目指す。