根面う蝕を標的としたファージ療法の創出
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K09918
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K09918
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分57030:保存治療系歯学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
今後も増え続ける高齢者の健康維持という課題に対して、根面う蝕は歯科界において解決しなければならない問題である。現在、根面う蝕に対する治療法としてフッ化物の応用が推奨されているが、この方法はう蝕原性細菌に対しては酸産生の抑制を期待するという間接的なものでしかなく、積極的な効果は望めない。そこで、近年臨床応用の研究が進んでいるバクテリオファージを利用した「ファージ療法」に着目した。本研究では、根面う蝕細菌に対して特異的に作用するバクテリオファージを探索・同定し、このバクテリオファージに標的細菌を死滅させることにより根面う蝕の進行を停止させるという新たな治療法を確立することを目的とする。