自己抗体介在性小径線維ニューロパチーの臨床像解明とモデルによる新規治療法開発
-
- 藤井 敬之
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K15700
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K15700
- 研究種目
- 若手研究
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
-
- 小区分52020:神経内科学関連
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,550,000 円 (直接経費: 3,500,000 円 間接経費: 1,050,000 円)
研究概要
小径線維ニューロパチー(SFN)は、神経障害性疼痛を主症状とし、その約半数は原因不明(特発性)で、しばしば難治である。近年、欧米諸国からは特発性SFNにおける自己抗体の存在が報告されており、感覚神経を標的とした自己抗体が特発性SFNの主要な原因である可能性が示唆されている。本研究では、特発性SFNにおいて自己抗体を測定し、陽性例の臨床的特徴を明らかにし、自己抗体を用いたSFNモデル動物の作成を行い、薬剤による感覚ニューロン活性化阻害の鎮痛効果を評価する。これにより、特発性SFNにおける自己抗体の関与を明らかにし、既存の免疫療法に加えて、分子標的治療薬を用いた新規治療法の開発につなげる。