新型コロナウイルス感染症を契機とした「学校」の再定義―学校再開プロセスの検証-
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K18517 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 21K18517
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分9:教育学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-07-09 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 6,370,000 円 (直接経費: 4,900,000 円 間接経費: 1,470,000 円)
研究概要
近代日本に輸入された<学校>は規律・訓練装置、特定文化を序列づけるメカニズム、<善きもの>とする自明視、不平等を固定化する階層の再生産装置、学習内容の形骸化、主体形成を阻害する「教師―生徒関係」、教育病理現象などの観点から批判は展開されてきたが、当事者からの<学校>像の揺らぎに対する葛藤や<学校>の未来像は可視化されていない。パンデミックとなった世界規模の危機に晒された全国各地の<学校>が当事者として何を考え、どう振る舞ったか、何を思ったか、そうした呟きの中から、揺らぎ続けている<学校>の新たな役割(効率主義を越えて共生社会を目指す学校像)を再定義しようとするところに本研究の萌芽的挑戦がある。