材料組織からのトライボロジー・エンジニアリング: 濡れる材料表面設計
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22H00261
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 22H00261
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分26:材料工学およびその関連分野
- 研究機関
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- 豊橋技術科学大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 42,640,000 円 (直接経費: 32,800,000 円 間接経費: 9,840,000 円)
研究概要
工業製品のエネルギー損失の多くは摩擦・摩耗によるものであり,これを大幅に低減する学理と技術の確立が,カーボンニュートラル実現のための喫緊の課題である.研究代表者らは,最近,金属表面における潤滑油の濡れ性が摩擦・摩耗特性と強く相関しており,さらにその濡れ性が材料組織と深く関係するという,従来の常識にはない興味深い示唆を得た.本研究では,潤滑油中の摺動環境下での材料表面における濡れの挙動(ナノスケールの動的挙動)を制御するミクロ支配因子を特定する.また,その濡れの挙動に基づいて,サブマイクロ・マイクロスケールの摩擦と摩耗を制御するマクロ支配因子(吸着膜の剥離等)への影響を解明する.