細胞伝達時計の機能解析と創薬育薬を指向した基礎的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22H00442 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 22H00442
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分47:薬学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 42,510,000 円 (直接経費: 32,700,000 円 間接経費: 9,810,000 円)
研究概要
体内時計は全身の細胞に発現する時計遺伝子により制御されるが、その中枢は脳の視交叉上核 (SCN)に位置し、神経伝達や液性伝達を介して末梢臓器機能のリズムを制御することで、薬物に対する生体反応の投薬時刻の差異が生じることを世界に先駆けて証明してきた。さらなる解析の結果、薬物の感受性に新たな時計(細胞伝達時計)が関与することを突き止めた。細胞伝達時計は、末梢血中に存在する単球などの血球系細胞が、血管を介し各臓器へ運搬され浸潤した臓器の時計を制御する新たな体内時計機構の一つと考えている。そこで本研究では、体内時計調節機構としての細胞伝達時計の機能を解析して生理学的意義を明らかにする。