不均一かつ多様なミクログリア構成にもとづく脱髄性疾患の新規治療点の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K07334
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K07334
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,680,000 円 (直接経費: 3,600,000 円 間接経費: 1,080,000 円)
研究概要
小児の後天性脱髄性症候群(Acquired Demyelinating Syndrome: ADS)は、急性散在性脳脊髄炎、多発性硬化症、MOG抗体関連疾患など、多彩な臨床病型を含む疾患群の総称である。ADSの5-10%は15歳未満の小児に発症するが、若年発症に寄与する生物学的メカニズムは不明である。本研究では、ADS患児由来誘導脳オルガノイドおよびミクログリア(induced microglia-like cells: iMG)を用いた、新しいヒト脳疾患モデルを構築する。iMG内の遺伝子発現・代謝プロファイルを網羅的に解析し、臨床上有用な活動性指標および治療標的を抽出する。本研究を通して、小児ADSを克服するための分子医学的エビデンスを創出する。