ポリティカル・フォレストの再構築:「森林」領域を空間編成する社会経済的要因は何か
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K21808
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K21808
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分80010:地域研究関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 16,900,000 円 (直接経費: 13,000,000 円 間接経費: 3,900,000 円)
研究概要
SDGsはあらゆる種類の森林の持続可能な森林経営の促進を掲げている。統一的な定義を用いたFAOの世界森林資源評価の一方、各国の「森林」の定義は多様である。社会経済システムが原初的空間を形式的に取り込む中で生じた矛盾を実質的に包摂する過程で、不均等で異質性をはらむ「領域」が空間編成される。本研究は歴史や社会経済体制、森林の所有形態が異なる熱帯アジアと日本の事例の比較を通じて、各国で「森林」がどのように再構築され、それらの空間の領域的再編を促す社会・経済的要因は何かという学術的な問いに答え、生態的に指定された森林と行政的に指定された森林を区別するポリティカル・フォレストの概念の系統化に貢献する。