触媒反応に関する網羅的な第一原理計算とその結果を機械学習から再構築する触媒インフォマティクスを立ち上げ、それをさまざまな触媒系に応用展開することである。代表者は、酵素を含む均一系触媒および不均一系触媒や接着界面相互作用など、これまで電子状態理論が不得手としていた複雑化学系の理論化学研究で多くの成果を挙げている。本研究では、触媒に特化した複雑化学系における理論先導型研究を実施する。安定小分子である窒素、メタン、二酸化炭素の有効利用を図るための触媒開発を行うとともに、計算科学に基づく触媒インフォマティクスを確立し、それをさまざまな触媒系に応用展開する。