高大接続に資する多面的評価のためのタブレット端末を用いたCBTの総合的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17H00822 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 17H00822
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 総合系 > 複合領域 > 科学教育・教育工学 > 科学教育
- 研究機関
-
- 国立教育政策研究所
- 研究期間 (年度)
- 2017-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 41,990,000 円 (直接経費: 32,300,000 円 間接経費: 9,690,000 円)
研究概要
本研究では、タブレット端末を用いたCBAのためのデジタル問題項目開発、システム構築、調査実施から評価までの一連の作業を行い、特に、紙筆テストでは測定できないが、CBTでは測定可能な能力へと拡張することを目指す。問題項目は高等学校学習指導要領の枠組みで開発し、紙ベースのものをデジタル化したのではなく、動画やインタラクティブな動的オブジェクトなどを含む革新的な問題である。これらの作業の結果、得られた主な知見は以下の通りである。紙ベースの問題では評価できない数学や理科の能力を評価することを可能とし、CBAのためのデジタル問題を数学と理科とも同じ視点で四つに分類することが提案できた。
国内外において、テストのCBT化が進む中、紙ベースのものをデジタル化したのではなく、動画やインタラクティブな動的オブジェクトなどを含む革新的な問題を具備したCBTの総合的研究は、CBT導入検討のためには必須の事項であり、極めて重要かつ喫緊のものと考えられる。本研究で得られた知見は、特にわが国に相応しいものであり、これまで測定してこなかった、またはペーパーテストのみでは測定しにくかった評価についての新たなシステム基盤であり、今後の参考になるものと確信している。そのため、本研究のアウトリーチ活動として,開発問題の一部を書籍として公開する。