学校シティズンシップ教育の社会的教育効果の国際比較調査研究

研究課題情報

体系的番号
JP17H01030
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)
研究課題/領域番号
17H01030
研究種目
基盤研究(A)
配分区分
  • 補助金
審査区分/研究分野
  • 人文社会系 > 社会科学 > 教育学 > 教科教育学
研究機関
  • 日本体育大学
研究期間 (年度)
2017-04-01 〜 2022-03-31
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
42,640,000 円 (直接経費: 32,800,000 円 間接経費: 9,840,000 円)

研究概要

5カ年の研究成果としては次の3点が指摘できる。(1)小学校政治単元の分析(池野 2016a,2017c,池野・沖西 2021a)の結果、政治内容とともに、政治に関わる態度や行動をも取り上げ、市民性(シティズンシップ)を問題にしていた。(2)政治に関わる態度や行動は、民主主義(デモクラシー)との結びつきをもち、一人ひとりの態度や行動、とりわけ、参加や関与への積極的なものを奨励していた(池野 2016b、2017b、2018a)。(3)参加や関与を進めるために、ドラマ、演劇的手法を取り入れ、児童生徒の可能性を拡大させていた(Ikeno&Watanabe 2018c, 池野・沖西 2021a)。

本科研の意義は、シティズンシップ教育の実践、とりわけ、各国の学校教育実践におけるシティズンシップ教育の特質を探究することにあった。本研究で解明した点は、シティズンシップ教育には、①政治との関わり、特に民主主義との関係、②人が社会に関係や関与をすることの重要性をしてきした。またそのために、ドラマ、演劇的手法が効果的であり、他者や他の可能性を発見したり考え出したりすることが極めて重要であること、とくに、自分とともに、もう一人の自分(他者)を作り出し、わたくし内で対話することが極めて大切であることを小学校社会科政治実践で明らかにした。

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