バイオ3Dプリンタによるヒト脂肪幹細胞小口径血管の研究
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- 上薗 健一
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17K17020
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17K17020
- 研究種目
- 若手研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 生物系 > 医歯薬学 > 外科系臨床医学 > 形成外科学
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2017-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 2,600,000 円 (直接経費: 2,000,000 円 間接経費: 600,000 円)
研究概要
3Dプリンタを用いた脂肪幹細胞を用いた小口径人工血管の作成に関しては研究責任者が大学以外の病院勤務であり、コロナ感染症での制限もあり、動物研究施設の使用が困難であった。ラットへの数例の再生血管移植を行ったが、血管開発までは至らなかた。代替研究として3Dプリンタを用いた頭蓋骨・顎骨・四肢骨の組織再建における術前シミュレーションを積極的に行なった。これらの知見を学会発表3回、論文2編で報告している。臨床応用に関しては「頭蓋・顎顔面骨の再建・形成におけるコンピュータ支援製造の有用性の介入研究」としてARO次世代医療センターのプレ審査を受けたが、審査費用が研究費予算を超えたため、取り下げとなった。
コロナ感染症等に伴い、血管構築に関する3Dプリンタでの研究は不十分であったが、顎・頭蓋・四肢骨の3Dモデルを用いた再建支援を大きく研究を進めることができた。臨床において患者様に機能的・構造的な再建が提供でき、学術的な発表ができた。論文作成は2編であったが、第48回日本マイクロサージャリー学会学術集会 2021年12月でのシンポジウム口演やASRM 2020 America とThe World Society for Reconstructive Microsurgery 2022, Mexicoと2回の海外シンポジウムでの発表を行い、社会的にも成果を発表する機会を得た。