筋萎縮性側索硬化症の脊髄に存在するグリア炎症とガレクチン3、p22の意義と治療
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K07996 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 19K07996
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分52020:神経内科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
筋萎縮性側索硬化症は、最重症の神経難病とされる。本疾患が文献で記載され既に1世紀以上が経過したが、現在も原因は不明である。従って、発症前の状態にまで戻せる治療法は存在しない。この理由の1つに発症から確定診断まで平均13ヵ月を要することが指摘されているが、この事は真の病態解明や有効な治療法を開発する上で大きな妨げとなっている。私達は、本疾患の発症初期に関与するグリア炎症関連分子としてガレクチン3とp22という分子を発見した。本研究ではこの両分子に着目し病態を解明するために、発症早期に診断できる検査技術の創出と神経変性疾患に対しては初の分子標的療法の開発を目的とする。