新時代の「現場力」を活かした首都ローマを囲むアウレリアヌス城壁の国際共同調査・研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20KK0100
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20KK0100
- 研究種目
- 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分23:建築学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-10-27 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,720,000 円 (直接経費: 14,400,000 円 間接経費: 4,320,000 円)
研究概要
3世紀,ローマに構築された全周19km、13.7平方kmのほぼ古代のローマ全域を囲い込むアウレリウス城壁はレンガ型枠のコンクリート製、厚さ3.5m、高さは約8m、100ローマンフィート毎に塔があった。5世紀に高さ16mに増築,後500年には、383の塔、18の大門、5つの通用口、116の公衆便所、2,066の大きな窓があったとされるが,これまで全体が実測,図化されたことはなかった。本研究では,ローマ遺跡監督局と協力して,このアウレリアヌス城壁について最先端のスキャニング技術を応用して,レンガ目地や落書きの情報を含めた,総合的な調査を行い2024年までに全体の約50%の実測完了を目指す。