景観構造が創発する生活史多様性とそれがもたらす集団動態の安定化機構の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20KK0163 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20KK0163
- 研究種目
- 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分45:個体レベルから集団レベルの生物学と人類学およびその関連分野
- 研究機関
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- 京都大学
- 神戸大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-10-27 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 18,720,000 円 (直接経費: 14,400,000 円 間接経費: 4,320,000 円)
研究概要
常に変動する自然環境において、生物集団がどのような仕組みで絶滅を免れ、安定的に維持されているのかを理解することは、生態学の主要課題の一つである。しかし、多様な環境(景観)のどのような要素が、各個体の生活史多様性を生み出し、集団レベルの安定化効果をもたらすのかは、いまだ明らかになっていない。 本研究では、原生的な自然景観が残る北アメリカの河川流域に生息するカワマス(サケ科魚類)を対象として、日本側研究者が渡航して野外調査・サンプル分析を行い、自然景観の主要な要素である「生態系の連環」と「生息地の連続性」が、個体の生活史多様性を生み出し、ポートフォリオ効果を創発するという仮説を検証する。