「意識」概念の形成をめぐる系譜学的研究
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- 大西 克智
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K00034 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 21K00034
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分01010:哲学および倫理学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 3,380,000 円 (直接経費: 2,600,000 円 間接経費: 780,000 円)
研究概要
哲学における重要なトピックの一つである「意識」は,17世紀,R. デカルトによって哲学史に初めて明確な概念として導入された。しかし,導入の経緯に関しても,導入以前と以降の連続性と変化に関しても,不明な点が多数残されている。これを受けて,本研究では,「意識」を「良心」と不可分なものと捉えてきた古代末期以来の思想の系譜を辿り,その先に,近代的な「意識」概念及び「意識」に伴う「自己」の概念が形成される過程を明らかにすることを目指す。