Interleukin(IL)-38を標的とした肺癌の新規免疫療法の開発
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- 木下 郁彦
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K15507 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 21K15507
- 研究種目
- 若手研究
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分50010:腫瘍生物学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター)
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,680,000 円 (直接経費: 3,600,000 円 間接経費: 1,080,000 円)
研究概要
本研究の目的は、IL-38を標的とした新たな肺癌の治療法の開発を探求することである。 IL-38は2001年に発見された新しいサイトカインであり、IL-36シグナル系を阻害することで、抗炎症作用を示す。 我々は過去の研究で、IL-38が腫瘍へのCD8陽性リンパ球浸潤を抑制することで、腫瘍の形成を促進することを報告した。また、肺腺癌において腫瘍細胞でのIL-38高発現が免疫チェックポイント分子であるProgramed cell death ligand 1 (PD-L1)の発現と相関することを報告した。 本研究ではマウスモデルを用いて、IL-38を標的とした新規治療法を開発するための基礎的検討を行う。