光環境への適応により獲得した省エネ葉構造による力学的最適化
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- 後藤 栄治
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21H00372
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21H00372
- 研究種目
- 新学術領域研究(研究領域提案型)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 複合領域
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
申請者らは、直射日光の届かない林床にのみ生育可能な植物種の多くは、柵状組織細胞が逆円錐形であることをみいだした。逆円錐形の細胞をもつ植物の葉構造は、一般的な植物とは異なり、細胞層が少なく、細胞同士の間に空間が多く存在していた。この新発見の葉構造は、少数の細胞で構築されていることから、葉を展開・維持する上で省エネルギーな構造であると考えられる。そこで本研究では、逆円錐形の柵状組織細胞をもつ植物にみられる葉構造について、その力学的特性を明らかにすることを目的とする。また、得られた知見をもとに、省エネな葉構造を模倣し、新たな空間構造システムの構築の創製を目指す。