不安定核反応でさぐる高運動量の近接核子対の研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21H04465
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21H04465
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
- 研究機関
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- 東京工業大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-05 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 採択後辞退
- 配分額*注記
- 42,380,000 円 (直接経費: 32,600,000 円 間接経費: 9,780,000 円)
研究概要
核内の近接核子対に焦点を当て、これを不安定核で世界初観測し、その本質を明らかにする。近接核子対は、平均核子間距離の半分未満に近接した陽子-中性子対で、フェルミ運動量超の過大な運動量をもつ原子核の新たな相関である。最近、その中性子過剰度依存性が電子散乱で示唆されたが、発現機構はわかっていない。一方、不安定核における一粒子軌道占有率の実験値と殻模型との乖離が謎となっているが、近接核子対で解決される可能性がある。本研究では、不安定核の重陽子ノックアウト反応による世界初の実験手法を実現し、近接核子対を定量的に広範囲の不安定核について観測する。こうして近接核子対の原子核における役割を明らかにする。