AmeloDはエナメル芽細胞前駆細胞である内エナメル上皮に発現し、細胞間結合分子Eカドヘリンの転写抑制を行うことで、細胞遊走能を促進し、歯胚の形態を制御することが知られているが、その詳細な分子機構は未だ不明である。我々は、酵母two-hybrid法を用い、マウス歯胚cDNAライブラリのスクリーニングを行い、AmeloDと相互作用する未知のタンパク質を検索した。その結果、ヒストンメチル基転移酵素であるSmyd3を検出した。本研究は、AmeloDと相互作用するsymd3の機能解析を行うことで歯胚形成のメカニズムを探索することを目的とする。