COVID-19が猛威を振るっている.水害や地震と同様,災害に対処するには多様なレイヤーでの方策を立体的にデザインすることが鍵となる,向後,別株/新型のコロナやインフルエンザ等の新興感染症の襲来に対して社会システムのレジリエンスを担保するには,緊急時の公的ワクチン接種,定在化した際の自発的ワクチン接種の勧奨,マスク装着,Social-distance確保など様々な対策の感染抑制効果を,それらに対する人々の受容行動動態を含めて定量的に予測する枠組み構築が急務となる.本提案では,数理疫学と進化ゲーム理論とをマージさせたIntervention Gameの理論的枠組みを構築する.