前転移ニッチ構成細胞を標的にした大腸がん根治術後再発予防法の確立
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K11766 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 24K11766
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,550,000 円 (直接経費: 3,500,000 円 間接経費: 1,050,000 円)
研究概要
先行研究において、メチル化された3遺伝子GPC6、MSC、FDG5を同定し転移再発予測因子として明確な臨床的有用性を明らかにした。中でもGPC6を発現する細胞はがん関連線維芽細胞(CAF)であった。またGPC6高メチル化CAF細胞と共局在する細胞およびクロストーク遺伝子を機械学習パイプラインDeepCOLORにより求めた結果、GPC6高メチル化CAFはCCL2を分泌してT細胞におけるCCR2下流シグナルを活性化して転移巣形成に寄与していた。本助成を受けてCCL2を介して構築される『GPC6(高メチル化)低発現CAF細胞とT細胞で構成する前転移ニッチ』を治療標的とした再発の予防法を確立する。