大腸がん細胞との共局在により悪性度と免疫寛容を獲得するがん微小環境の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K24164 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 23K24164
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
-
- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 小区分50010:腫瘍生物学関連
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 17,680,000 円 (直接経費: 13,600,000 円 間接経費: 4,080,000 円)
研究概要
がん微小環境のなかでも腫瘍免疫寛容は『がん細胞由来の様々ながん抗原を免疫監視機構が認識し細胞傷害性T細胞が攻撃する生理的な能力が損なわれている病態』である。腫瘍免疫応答の改善は、既存の免疫チェックポイント阻害剤(ICB)の活用で多様性を凌駕し克服しうる可能性を秘めている。このように高い臨床的実装性から特に我々は前年度までの進行大腸がんでのアプローチと同様、大腸前癌組織における免疫寛容獲得機構を解明する。さらに根治術可能な時期まではICBの絶対適応でありながら進行再発の病態にいたると抗原性を損なう性質を有するMSI-H大腸癌において免疫寛容を獲得する機構について解明し治療(予防)標的を同定する。