制度についての社会存在論的研究
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- 倉田 剛
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K00011 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20K00011
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分01010:哲学および倫理学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 2,340,000 円 (直接経費: 1,800,000 円 間接経費: 540,000 円)
研究概要
「制度」(institution)は極めて広い外延をもつ概念である。それは、挨拶の仕方や死者の弔い方といったインフォーマルな慣習から、不法行為への制裁の与え方や補助金の給付手続といったフォーマルな法規範までを含む「分厚い」概念として理解される。 私たちの世界の至るところに見いだすことができる制度とはいったい何であるのか。すべての制度的現象に共通する「本質」はあるのか。いかにして制度は生成し、持続し、変化し、消滅するのか。本研究は、制度に関するこうした根本的な問いを、人間的世界の基本構造を記述する社会存在論(social ontology)の観点から考察する。