不均一系触媒作用を目指した無機キラルナノスクロール創製への挑戦
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K21090 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20K21090
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分26:材料工学およびその関連分野
- 研究機関
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- 愛媛大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-07-30 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 6,370,000 円 (直接経費: 4,900,000 円 間接経費: 1,470,000 円)
研究概要
本研究では今までに例のない機能性無機ナノスクロール型シート創製とその不斉構造の原子レベルでの解明に挑戦する。本研究の挑戦的側面は次の3点である:(1)ハイドロタルサイト(LDH:層状複水酸化物)の層表面をキラル有機イオンで修飾・剥離化し、有機層のねじれ効果により層の湾曲を引き起こす。焼成により有機成分を除去して、無機成分のみからなるスクロール型ナノシートを創製する。(2)顕微スキャン型固体赤外円二色性分光法を開発し、振動構造の解析から金属イオンの周りの不斉配位構造を明らかにする。(3)LDHが有する本来の触媒作用に加えてキラルな層構造の不斉識別能を用いた不斉触媒に挑戦する。