本研究では、中学校2年生を対象とした保健体育科保健分野において、「傷害の防止」の単元中、心肺蘇生法を取り上げ、胸骨圧迫に焦点化して技能習得の授業を実施する。 授業実施の際に使用する教具として、比較的入手しやすいペットボトルを用いて実習を行うことで、技能習得の効果とあり方について検討する。 また、技能評価については生徒間で相互評価を行わせ、評価内容と項目についても検討を行い、加えて、授業前後の定着度の比較検討を行うことで、技能評価に関する実証的な知見を得る。 併せて、実施した授業成果を指導案や資料の形にまとめ、中学校における心肺蘇生法の胸骨圧迫の技能習得に関する1つの授業モデルとなるよう研究を行う。